KOMEDA LIFE

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あなたはコメダ珈琲をご存知だろうか。東証一部上場のニュースを受けてわかるように名古屋発祥のこのコーヒーチェーン店はここ首都圏でもとてつもない勢いで進出・展開している。スタバやドトールのような素早く買う・飲む・出るといったセルフオーダーシステムをガン無視した昔ながらのクラークオーダー式、ゆったりとした空間、喫煙者を人として扱ってくれる。それら全てが時代と逆行している。しかし、それが良い。好き。スタバのような大学サークルノリとは真逆の素朴な店員ばかりのこの店に僕はすっかり虜となってしまった。

 

 

先にも挙げたように、ゆったりとした空間が売りのコメダは席の間隔が広く、加えて抜群の座り心地を放つ真っ赤なソファ、安定したWi-Fi、電源など長時間の利用をするのにとても適している。スタバはサークルの部室だし、ドトールの喫煙ルームはブタ箱のような狭さである。今となれば僕がここに落ち着くのは至極当然なことであったようにも思える。仕事の休憩時、用事を迎える前の時間潰し、いろんなものを失った飲み会を経たあとの朝、日常の様々な場面でここコメダは僕を実家のような安心感で迎え入れてくれる。僕はそれに甘えてしまう。ここに居たら自然と優しい気持ちになれる。だけどこんな世の中、優しさだけでは生きていけないのはわかってる。わかっているけどそんな自分を嫌いになれない。そんな自己との葛藤に苛まれながら僕は今日もたっぷりアイスコーヒー(無糖)を注文する。

 

 

 

コメダ、ありがとう。これからもよろしく。

 

 

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